活動報告

【戸田の会視察】
6月26日〜27日
このたび、会派で岩手県の陸前高田市を訪れ、震災の教訓や、そこからの地域の再生について学んできました。
まず訪れたのは #津波伝承館 です。東日本大震災での大きな被害や、そこから力強く復興していくまちの姿を、映像や展示を通して深く知ることができました。当時の状況や津波の怖さが、心に強く残りました。
次に、震災の象徴ともいえる #奇跡の一本松 を見学しました。大きな津波に流される中で、たった一本だけ残った松の木。今はモニュメントとして残されていて、自然の力の大きさと、人々の思いの強さを改めて感じました。
そして、#気仙中学校 にも立ち寄りました。中に入ることはできませんでしたが、屋上に掲げられた「津波ここまで14.2m」という看板を目にした瞬間、思わず言葉を失いました。
当時は、卒業式の予行練習のために登校していた生徒たち。しかし、日ごろから積み重ねていた避難訓練のおかげで、全員が無事に避難できたそうです。
あらためて、子どもたちの命を守るための防災の大切さを、強く心に刻む時間となりました。
#陸前高田市役所 では、実際に津波を経験された市民の方から、当時の貴重なお話を直接伺うことができました。津波が押し寄せてきたときの状況や、どのように避難したのか、そして避難の最中に見た光景…。一つひとつの言葉が、とても重く、心に深く残りました。
「地域で助け合うことの大切さ」と「とにかく早く逃げること」。災害が起きたときに、迷わず行動できるかどうかが命を守る鍵になることを、改めて強く実感しました。
さらに、盛岡市にある #ヘラルボニー も訪れました。ヘラルボニーは、知的障害のある方々のアートを社会に届けることを通じて、“異彩を、放て。”というミッションのもと、福祉のイメージを変え、新しい価値を生み出している会社です。
アート作品は、スカーフやバッグ、建築空間のデザイン、企業とのコラボ商品など、さまざまな形で社会に発信されています。個性豊かな作品は、見る人に驚きや感動を与え、同時に「福祉=支援」だけではない、新たな可能性を感じさせてくれます。
障害があるなしに関わらず、一人ひとりの持つ力をどう社会で活かしていけるのか。福祉とアートの枠を超えた挑戦に、大きな刺激と学びをいただきました。
今回の視察で学んだことを、戸田市の防災や福祉、まちづくりにも生かせるよう、会派で意見を出し合っています。誰もが安心して、自分らしく暮らせるまちを目指して、今後もしっかり取り組んでまいります。